道後最大の温泉旅館で“動く広告塔”として50年…型破りなホテルマン、引退の日
中村知事:「50年お疲れ様でした」 河内会長:「ありがとうございました」 中村知事: 「自らが動いて自らが接客をし、道後に来てよかったなという空気をつくる経営者だった。先頭に立って(道後のイメージを)180度変えた貢献者じゃないかと」 河内会長: 「感無量です」
Q.その花束は? 「自分で用意しました(笑)映えるでしょ」 自分への花束を自分で準備、河内流さく裂です。
長年、河内さんを見てきた人たちは… 知人: 「やっぱり仕事熱心です。とにかく仕事熱心な人」 河内会長: 「趣味 借金返済。特技 セールス」 知人: 「お疲れ様とは言いたくないですね。まだまだお元気ですから」
そして、迎えたLAST DAY。退職式には、従業員のほか取引先の社長などおよそ180人が駆け付けました。 司会: 「後方入場口にご注目くださいませ」 河内さん、妻・昭子さんとともに登場です! 河内会長: 「本当は辞めたくはなかったんですけども10月1日に我が社は創業50周年を迎えます。50年前の社員から今の社員に至るまで、全ての社員に支えていただいたおかげだと感謝を申し上げます」 と、厳かに進む式典でしたが…これでは河内流じゃありません!
「3・2・1、発射!」 ここからが、企画・河内広志!出演・河内広志の最後のエンターテインメント! ふたりの餅つきショー。参加者も一緒になって会場は大盛り上がりです。
そして、式もいよいよクライマックス。 河内会長: 「山口百恵さんはマイクを置きましたが、私は人生そのものであった法被を脱がせていただきます」 半世紀にわたるホテルマン人生が幕を閉じました。
河内会長: Q会長にとってホテルとは? 「我が子です。我が子の成長を50年見てきて、50歳を迎えましたのでもう大丈夫です」 Q少しは休める? 「妻が一緒に幸せになろうよと言っておりますのでしばらくの間は休養をとって、その後第二の人生、私が次に挑戦したいことについて少しずつ進捗させます。退職してこの地を去りますがぜひ皆さま、道後へドウゴお越しくださいませ。お待ちしております」