エンジン車と変わらぬ室内の広さや使い勝手が魅力「三菱eKクロスEV」【最新軽自動車 車種別解説 MITSUBISHI eK X EV】
インストルメントパネル
バッテリーは総電力量20kWhのリチウムイオン電池をフロアトンネル下に搭載。カタログ上の走行可能距離は180kmだが、ボクが外気温35度の真夏にエアコン全開で試乗した際でも電費は6.1km/kWhだったので、条件が悪くても100kmは安心して走れるだろう。充電時間は3kWの普通充電器で約8時間だから、空っぽまで使っても夜間に満充電できる。3kWの普通充電器なら、設置費用も高額ではない。環境や補助金額にもよるが、0~10万円程度で設置できるはずだ。
居住性
バッテリーの保証期間は8年または16万kmと長く、この間に充電量が約66%以上まで回復しなかったら無償修理、または交換してもらえる。しかも今のところ、保証が適用されるところまでバッテリーが劣化したクルマはないとのことだ。問題となるのは価格だが、今なら政府から55万円の補助金が出るし、その上に都道府県別の補助金も用意されている。
うれしい装備
月間販売台数 330台(23年7月~12月平均値) 現行型発表 22年5月 一充電走行距離※WLTCモード電費 180km
ラゲッジルーム
例えば東京都なら45万円だから、合計100万円の補助が受けられ、eKクロスEVの「P」(ハイエンド)でも208万円少々で手に入る。「P」にはスマートフォン連携ナビやETC2.0車載器、コネクティッド機能やステアリング&シートヒーターまで標準装備されているから、スーパーハイトワゴンのハイエンドグレードを買うよりお買い得とさえ言えるだろう。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.157「2024軽自動車のすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/157/
MotorFan編集部
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