「KCPの獲得は大きな助けになる」 マジックのパオロ・バンケロが来季のキーマンに新戦力の名を挙げる
昨季飛躍を遂げたチームのひとつがオーランド・マジックだ。2022-23シーズンはイースト13位の34勝48敗だったが、昨季はイースト5位の47勝35敗と一気に成績を伸ばした。プレイオフではクリーブランド・キャバリアーズに1回戦で敗れたとはいえ、最終7戦まで持ち込む粘りを見せている。 しかし、各メディアの評価は決して高くはない。オッズメイカーのドラフトキングスは、マジックをイースト優勝オッズの7位と位置づけ、『NBC Sports』もパワーランキングでイースト6位と評価している。 『ESPN』の番組に出演したマジックのパオロ・バンケロは、ボストン・セルティックスやフィラデルフィア・76ers、ニューヨーク・ニックスなどと同じように、イーストの上位チームとして見られるべきだと語った。 「自分たちはそうしたチームと肩を並べている。昨季はトップ2かトップ3のシードでスタートしたけど、誰もがマグレだと思っていた。イーストのトップから陥落して、プレイイン・トーナメント行きのチームになると思っていたんだ。でも僕たちは好調を維持して第5シードを獲得し、シーズン終盤には第2シードを手にするチャンスもあったんだ」 そして来季の躍進のキーマンに、デンバー・ナゲッツから加入したケンテイビアス・コールドウェル・ポープの存在を挙げている。 「KCPの獲得は大きな助けになるだろう。彼は過去5シーズンで2回優勝している。彼は歴代の偉大な選手たちと一緒にプレイしてきたんだ。彼がコートに立てば僕たちに大きな変化をもたらすだろう」 バンケロを中心とした若いチームに経験豊富なコールドウェル・ポープが加わったことで、昨季からの成長は見込める一方、優勝に貢献したコアメンバーをキープした王者セルティックス、ミケル・ブリッジズを加えたニックス、ポール・ジョージを加えたシクサーズなど、ライバルチームも着々と戦力を上げてきた。マジックはそうしたライバルたちを上回る積み上げを実現し、イースト上位に食い込むことができるか。
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