麻丘めぐみ、15年ぶりの単独ライブ コロナ禍のリベンジ果たし、ヒット曲と昭和歌謡を熱唱
歌手で女優、麻丘めぐみ(69)が24日、東京・上野の池之端ライブスペースQuiで15年ぶりの単独ライブ「めぐみのジューク★ボックス2024」を開催した。 【別カットをみる】15年ぶりの単独ライブ「めぐみのジューク★ボックス2024」にてパフォーマンスを披露した、麻丘めぐみ 2020年に芸歴60年記念ベスト盤「Premium BEST」と新曲「フォーエバー・スマイル」を発売したが、直後に新型コロナウイルス感染症が拡大したため記念ライブを見合わせる状況が続いていた。 待ちかねたファンが多数詰めかけ、チケットは即完売。モノトーンのシックなドレスに身を包んだ主役が登場すると、万雷の拍手と「カコちゃん!」(麻丘の本名・佳代子に由来する愛称)コールが巻き起こった。 オープニングは1972年、日本レコード大賞最優秀新人賞に輝いた際歌ったデビュー曲「芽ばえ」。続く「悲しみよこんにちは」ではアイドル時代と変わらぬキュートな笑顔で歌い、客席を沸かせた。 MCでは公演名にジュークボックスを入れた理由と昭和歌謡への愛を語り、伊東ゆかり(77)の「小指の想い出」や朝丘雪路さんの「雨がやんだら」など昭和40年代を彩った名曲を4曲カバー。曲間のトークで、オリジナル歌手とのエピソードや楽曲への想いなどを交えつつ、観客を昭和歌謡の世界へといざなった。 華やか花柄ワンピースに着替えた第2部では恩師、筒美京平さんから提供されたヒット曲メドレーでスタート。「先代の麻丘めぐみが登場しました」と言って笑わせたあと、提供された作品の世界観を守るため原曲のキーとアレンジを変えないよう歌っていることなども明かした。 新曲「フォーエバー・スマイル」を披露した際には、今の自分の気持ちを反映するため作詞家、松井五郎氏と数時間語り合った制作秘話も告白。本編最後は73年の大ヒット曲「わたしの彼は左きき」を当時の振付そのままにパフォーマンス。笑顔で口ずさむ観客にマイクを向けると、会場の興奮は最高潮に達した。 鳴り止まぬアンコールの声に応えて再びステージに登場した麻丘は、ファンの間で人気の高い「白い部屋」と尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」を歌唱。次回ライブへの期待が膨らむ大合唱でフィナーレを飾った。