下川甲嗣

第2次エディー・ジャパンの初陣から1週間、JAPAN XVとして臨む『リポビタンDチャレンジカップ2024』マオリ・オールブラックス戦を明日に控えた6月28日、前日会見が実施された。FL下川甲嗣がメディア対応を行い、マオリAB戦への意気込みを語った。 【PHOTO】デイビット・キッドウェルアシスタントコーチ 「代表でもテストマッチでもないが、この試合のパフォーマンスが重要なことは理解している。イングランド戦には出ていない選手は僕も含めて、ハングリーな気持ちでプレーしたいと思っている。自分の強みはワークレートの部分。フィジカリティでは劣るところがあるが、プレーの連続性やしつこさの部分で勝負しなければならない。エディー(・ジョーンズ)さんにも『ひとつのプレーで終わるのではなく、すぐ立ち上がって次のプレーをするよう』に言われているので」 今週準備してきた点を問われると、下川はこう答えた。 「基本的にベースになるところをやってきた。セットピースのところで勢いを付けるところをFWはやってきたので、明日の試合ではしっかりやっていきたい。早くセットして、ボールを確保することが最優先なので、1週間という限られた時間だが、自分たちはしっかり準備してきた」 ジョーンズHCが掲げる超速ラグビーを下川が次のようにとらえていた。 「判断のスピードのところでこれまで自分が味わってきた中で一番速さを求められている印象。これまで以上に状況判断で正しいプレーをするのは課題に感じているので、これからも向上させていかないといけない」 また同日、デイビット・キッドウェルアシスタントコーチも前日会見に登壇。5月20日にスタートした菅平合宿からの手応えを口にした。 「今日まで7週間のキャンプでステップ・バイ・ステップで選手たちが成長する姿を見られて、コーチとして楽しんでいる。イングランド戦ではアタックディフェンスでいい形を見せられたが、遂行力が足りずに最終的に点差が開いてしまった。明日はしっかりした形で遂行力を見せたい。自分たちのディフェンスのアイデンティティは相手のアタックをスローダウンさせて、自分たちのセットを早くすること。選手たちには『自分たちはできる』という強い気持ちを持ってほしいし、信念を持ってほしい」 JAPAN XVの試合登録メンバーは次の通り。 1三浦昌悟(トヨタV)、2原田衛(BR東京)、3竹内柊平(浦安DR)、4桑野詠真(静岡BR)、5小瀧尚弘(神戸S)、6下川甲嗣(東京SG)、7山本凱(東京SG)、8サウマキ アマナキ(神戸S)、9小山大輝(埼玉WK)、10山沢拓也(埼玉WK)、11根塚洸雅(S東京ベイ)、12サミソニ・トゥア (浦安DR)、13長田智希((埼玉WK)、14ヴィリアメ・ツイドラキ(トヨタV)、15矢崎由高(早稲田大学)、16佐藤健次(早稲田大学)、17岡部崇人(横浜E)、18森山飛翔(帝京大学)、19サナイラ・ワクァ(花園L)、20本橋拓馬(帝京大学)、21齋藤直人(－)、22高本幹也(東京SG)、23ニコラス・マクカラン(－) JAPAN XVは『リポビタンDチャレンジカップ 2024』でマオリ・オールブラックスと6月29日(土)・秩父宮ラグビー場、7月6日(土)・豊田スタジアムにて2連戦を開催。その後、日本代表として『リポビタンDチャレンジカップ 』ジョージア代表戦を7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台、『リポビタンDチャレンジカップ 2024』イタリア代表戦を7月21日(日)・札幌ドームにて行う。チケット発売中。