<日本一を目指して・仙台育英>知事や市長表敬 監督、ナイン活躍誓う /宮城
第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する仙台育英の選手たちが18日、村井嘉浩知事や野球部の練習グラウンドがある多賀城市の菊地健次郎市長らを表敬訪問し、甲子園での活躍を誓った。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 訪問には須江航監督や早坂和晋部長、選手18人らが出席。多賀城市役所では、須江監督が「センバツは名前の通り『選抜されて出る』大会なので、ふさわしい戦い方や振る舞いで胸を張って臨みたい」と菊地市長に抱負を述べた。 菊地市長は「今回は令和になって初の大会」と、新元号の典拠で多賀城ともゆかりのある万葉集の梅の花を挙げ「梅の花言葉は『不屈の精神』。選手一人一人の努力で、優勝旗を多賀城に持ち帰ってほしい」と期待した。 この後、選手たちは県庁に移動し、村井知事と面会。田中祥都主将(2年)は「宮城県民をはじめ、たくさんの人の声援があったからセンバツ出場がかなった。甲子園では野球を楽しんで、地域の方々と感動を分かち合いたい」と話した。 村井知事は「まだ東日本大震災や台風19号の傷痕は残っている。みなさんが活躍する姿が被災者を励ます」と激励。「決勝まで勝ち進んだら私も応援に行きたい。私を甲子園に連れて行ってください」と宣言した。 このほか、ナインらは仙台市青葉区の毎日新聞仙台支局も訪問。毎日新聞社が大塚製薬の協力により製作した大会記念スクイズボトルが、大谷麻由美支局長から選手たちに贈呈された。【滝沢一誠】