九州南部~沖縄は土砂災害に注意・警戒を 東京都心で夏日153日 過去最多記録を更新
東・西日本で晴れている所も、きょう(木)午後は次第に雲が広がる見込み。今夜は東京など関東で、にわか雨の所がありそうだ。なお、九州南部や沖縄は大気の状態が非常に不安定で、あす(金)にかけて非常に激しい雷雨の所がある見通し。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所では、少しの雨でも土砂災害が起こる可能性がある。
南西諸島 非常に激しい雷雨
この時間は、晴れ間の広がっている所が多い。ただ、前線に近い太平洋側は午後は雲が広がり、九州南部で次第に雨の範囲が広がる見込み。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所は、少しの雨でも土砂災害が起こる可能性がある。沖縄・奄美は台風20号周辺の湿った空気が流れ込み、局地的に非常に激しい雨が降りやすい状況が続いている。あす(金)にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
東・西日本の太平洋側は、あす(金)は沿岸ほど雲が取れにくく、午前中は東京など関東南部で雨の降る所がありそうだ。九州南部はいったん雨が止むが、夕方以降は再び傘が必要になり、遅い時間には四国や近畿、東海で雨の降り出す所がある見込み。26日(土)は関東から西の地域で、予想以上に雨の範囲が広がるかもしれない。27日(日)も東海から西は、すっきりしない天気が続きそうだ。
東京都心で夏日
きょう(木)は、東京都心で午前10時前に気温が25℃を超えた。年間夏日はこれで153日となり、過去最多記録をさらに更新した。週末から来週前半にかけても湿った空気が流れ込みやすく、西日本を中心に蒸し暑く感じる日が多くなりそうだ。ただ、気圧配置によっては、東北南部や関東に冷たい空気が流れ込む日もあり、とくに30日(水)ごろはあまり気温が上がらない見通し。 (気象予報士・高橋和也)