昭和を一世風靡した[スープラ]と[フェアレディZ]の現行型って実際どうなん??
■まだ年月の浅いZは熟成もこれから
一方フェアレディZは、熟成という意味ではそれほど目立った印象はない。もともとリアサスの動きがスムーズでストローク感があるが、逆にフロントのピッチングが起きやすい傾向にある。スープラと対照的なハンドリングだ。Zはまだまだこれからやるべきノビシロがあるように思える。 ●熟成の過程 ・2022年1月日本仕様公開、特別仕様車「Proto Spec」発表 ・2022年4月全グレードの価格発表 ・2023年8月一部仕様変更(新色追加、アクセサリーパッケージ追加など)、「NISM0」追加 現行型のフェアレディZが日本国内で販売を開始したのが2022年夏。2023年8月、新色追加とともに2024年モデルとなったが、パワートレーンや操安性に関する変更はない。いわゆるランニングチェンジはどうかと試乗をしたが、特にデビュー時からの変化は感じなかった。Zは今後の熟成に期待したい。 ●日産 フェアレディZ バージョンST ・全長×全幅×全高:4380×1845×1315mm ・ホイールベース:2550mm ・車両重量:1590kg ・エンジン:V6DOHCターボ 2997cc ・最高出力:405ps/6400rpm ・最大トルク:48.4kgm/1600-5600rpm ・トランスミッション:6MT ・WLTCモード燃費:9.5km/L ・サスペンション(前・後):ダブルウィッシュボーン・マルチリンク ・タイヤサイズ:255/40R19・275/35R19 ・価格:665万7200円 ★日産 フェアレディZ……完熟度:変わらず