中小企業が取引先と価格交渉するときに必要なのは…和歌山で講習会開催
中小企業が取引先と価格交渉する際に必要な知識やノウハウを伝える「価格交渉講習会」(産経新聞社、橋本商工会議所共催)が19日、和歌山県橋本市の橋本商工会館で開かれた=写真。中小企業庁が全国で展開する講習会の一環で、県内では今年度2回目の開催となる。 「交渉力で実現させる価格転嫁」をテーマに中小企業診断士の津賀弘光氏が講師を務め、値上げ交渉を行う際にはコストの把握と目標利益の設定、業界統計資料の確認、取引条件の設定などの準備が重要と強調。取引先の経営方針や業績動向の把握が交渉のスピードや成否にも影響を与えるとした。 また、自社が提供する価値を高めて適切な対価を請求する「価値提案型値上げ」が望まれると説明。さまざまな公的サポートの活用も呼びかけた。
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