AI PCが加速するインテルのノートPC向けプロセッサー「Core Ultra 200V」の誕生で何が変わる? #TrendBuzz
AI PC黎明期、日本発AIアプリの創出も進む
AI PCの時代になり、これからどんな変化が起きるのでしょうか? インテル株式会社 執行役員 マーケティング本部長の上野晶子氏は、AI PC黎明期であるいまの状況を、Wi-Fiに対応したモバイルPCの製品群「Centrino」の登場時になぞらえて次のように話します。 Centrinoでは、ハードウェアと媒体を一緒にプロモーションすることでPCを外に持ち出せるという新しいメッセージを届けることができました。それと同様に、AI PCもハードウェアに何かを加えることで新しい可能性を見出せると考えています。 そこで必要になるのがAI PCの魅力を体感できるアプリケーションの存在ですが、現状では日本で利用可能なローカルAIアプリケーションがほとんどなく、それが課題となっているとのこと。 そんな状況を解消するため、インテルでは開発者向けのコミュニティを設立し、アイデアソンの実施などを通して日本発のアプリケーションの創出に取り組んでいます。今回のイベントでは日本で開発されたローカルAIアプリケーションのデモも行われました。 私の好きな言葉に、「未来は予測するものではなく作るもの」があります。AI PCは最初の一歩を踏み出したばかりなので、ここで私たちが未来を予測したところで限界があるかもしれません。だからこそ、メーカーやデベロッパーと一体となって、AI PCで何ができるのかを考え、一緒に未来を作りあげていきたいと考えています (上野氏) Core Ultra プロセッサー シリーズ2が搭載されたPCは、各メーカーから発売予定。すでに予約も開始されており、9月25日以降に順次発売されます。 また、最新のインテル Core Ultra プロセッサーを搭載したすべてのデバイスに向けて「Copilot+ PC」機能の無償アップデートが11月に提供される予定です。 AI PCの進化をリアルタイムで体感したい方に、またとない機会がいま訪れています。 Source: Intel
酒井麻里子