ボクシング 井岡一翔のダイレクトリマッチは中止に 王者のマルティネスがインフルエンザに感染
プロボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ(31日、東京・大田区総合体育館)の前日計量が30日、東京・港区の品川プリンスホテルメインタワーで行われる予定だったが、急遽(きゅうきょ)中止となり、試合の中止が決まった。前WBA王者で、現同級6位の井岡一翔(35)=志成=とダイレクトリマッチを闘う予定だった王者のフェルナンド・マルティネス(33)=アルゼンチン=が、インフルエンザにかかったため。ほかの試合は開催される。 【写真】来日したフェルナンド・マルティネス マルティネスは29日、東京・渋谷区のアベマタワーズで行われる予定だった調印式を〝ドタキャン〟。26日に東京・目黒区の志成ジムで行われる予定だった公開練習も37・8度の発熱により〝ドタキャン〟しており、大みそか興行の開催が不透明となっていた。 今月14日には4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=が、24日に東京・有明アリーナで闘う予定だった4団体王座防衛戦が、挑戦者でIBF、WBO1位のサム・グッドマン(26)=オーストラリア=のけがで、来年1月24日に同会場での開催に延期となっており、またしてもボクシングファンにショックを与える年末となった。 興行はインターネットテレビのABEMAで午後3時30分から独占無料生配信される。プロ戦績は井岡が35戦31勝(16KO)3敗1分け、マルティネスが17戦17勝(9KO)。(尾﨑陽介)