【神戸】大迫勇也が後半戦の巻き返し誓う セカンドキャリアにも言及
ヴィッセル神戸の元日本代表FW大迫勇也(34)が28日、神戸市内で行われたトークイベントに参加し、184人のファンと交流した。 「大迫勇也トークセッション presented by 楽天モバイル」と題されたイベントは、冒頭に楽天モバイルの使用について振られた大迫が「もちろん。うちは家族全員楽天に乗り換えてます」と話し、大きな拍手を受けてスタート。リラックスした雰囲気の中で行われた。 質問コーナーでプロになるための練習について質問に大迫は「小さい頃はとにかく質より量。いっぱい練習するしかない」と自身の経験をもとにアドバイス。夏休みの自由研究に関する質問には「虫取りに行ってました」と答えるなど、普段と違う一面も見せた。 イベントを振り返って「関西だなって感じがした。まじめにという感じじゃなく、ちょっと角度変えて質問してくる人が多かったんで、おもしろかったですね」と笑顔を見せた大迫は、自身のセカンドキャリアについても言及。「(引退後に)何をしてるかわからない。気持ちが変わるかもしれないけど、コーチするイメージもないし、監督もそんなにやりたいとは思わない。道のりが長すぎますし」と現時点では指導者への転身は考えていないことを明かした。続けて、やることが見つからなかった場合には、楽天グループへの入社の可能性も示唆。「今日のイベントに参加したし、楽天モバイルに入るしかないですね(笑い)」と意外な可能性を口にした。 昨季MVPと得点王に輝いた神戸のエースは、昨季20節終了時点で13ゴールを決めていたが、今季はここまで4得点。この数字に「シュートを決めるっていう成功体験が何よりも自信になるが、前半戦は成功体験が少なすぎた。後半戦で取り返さないといけない」と話し、後半戦でのゴール量産に意欲を見せた。 神戸はスコアレスドローで終えた26日のFC町田ゼルビア戦に続き、30日には2位鹿島アントラーズ戦(ノエスタ)が控える。大一番を前に大迫は「自分たちがやるべきことを整理して、自信を持って前の選手がしっかりと得点を取れれば勝てる。そこだけにフォーカスしたい。チームの力になれるように頑張りたい」とチームと自身の巻き返しを力強く宣言した。【永田淳】