日立ソリューションズ、クラウドの企業データを自社鍵で暗号化・管理できる「Fortanix Data Security Manager」を提供
株式会社日立ソリューションズは14日、米Fortanixと販売代理店契約を締結し、データの暗号化と暗号鍵の分散管理によりクラウドの自社データを守る、統合データセキュリティプラットフォーム「Fortanix Data Security Manager」を11月18日に販売開始すると発表した。 Fortanix Data Security Managerは、クラウドの企業データを暗号化し、暗号鍵を顧客が管理するサービス。Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Google Cloud、Salesforce、ServiceNowなど、125以上のクラウドサービスのデータ暗号化に対応する。暗号化により、ハッキングや第三者からのアクセスが合った場合でも、データ閲覧が困難となり、データの安全性を高められる。 OpenAPI v3.0により、IaaSやPaaS、SaaSなどのさまざまなクラウドサービスと容易に連携が可能。オンプレミスとも連携でき、データが置かれている場所を問わず利用できる。また、クラウドサービスの暗号化状況を可視化する「Key Insight」も合わせて提供する。 Fortanix Data Security Managerの価格は個別見積もり。日立ソリューションズは、4月から提供している「鍵管理ソリューション for Google Workspace」など、今後も安全なクラウドサービスの活用を支援し、企業経営や社会のSX(サステナビリティトランスフォーメーション)に貢献するとしている。
クラウド Watch,三柳 英樹