ロス周辺で新たな火災発生 2万8000人超が避難対象に
ロサンゼルス、カリフォルニア州、9月10日 (AP) ― このところ続いた40℃近い猛暑日の中、米西海岸カリフォルニア州ロサンゼルスの東方で森林火災が拡大している。 州消防当局によると、少なくとも6000人の住民が避難を強いられているという。 サンバーナーディーノ郡保安官事務所は、これまでに5000人近くに避難指示を出しており、さらに1万7000人が避難勧告の対象になっているという。 この火災は、ロサンゼルスの東約105キロに位置するサンバーナーディーノ国有林の端に沿って燃え、数千件の住宅や商業施設を脅かしている。 9月9日夕方の時点で、約96平方キロの草や草木を焼き尽くし、一帯を濃い煙で覆っており、5%しか鎮火していない。 また、ロサンゼルス南東のオレンジ郡にある遠隔操作飛行機用の飛行場近くで発生した火災は、数時間で8平方キロに燃え広がっているが、消防隊は9日、ブルドーザーやヘリコプター、航空機を投入して消火活動に当たっている。 さらに、南カリフォルニアのエンジェルス国有林で8日、新たな火災が発生。 ロサンゼルス郡グレンドラ市の北で炎上している火災は、9日の夕方には約5平方キロに拡大、鎮火の気配はない。 ロサンゼルス郡保安官事務所は、キャンプ場の訪問者と隣接するコミュニティの住民に避難を命じた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)