稲城市の小学生が「住み続けられる未来の稲城市」をテーマに討論。最優秀賞は「社会貢献と価値観の理解」の大事さを掲げたグループが獲得
小学生がSDGsの観点から「住み続けられる未来の稲城市」をテーマにディスカッションを行う「国連を支える世界こども未来会議 in INAGI」が8月30日、稲城市地域振興プラザと稲城市議会 議場で開催された。稲城市内の12の小学校から各2名ずつの小学6年生が参加し、持続可能な都市づくりのアイデアを出し合った。 「国連を支える世界こども未来会議」は、2019年に東京オリンピック・パラリンピック公認プログラムとしてスタートしたBEYOND2020NEXT FORUMから創出されたもの。世界のこどもたちが集まり、SDGsを軸に平和で豊かな世界について語り合う「ピースコミュニケーション」の場として毎年開催している。2023年2月には国連本部より「The Children’s Conference of the Future in Support of United Nations」とタイトル認定されている。 これまで東京都内はもちろん、沖縄、浜松市、大阪でも開催。今回の「in INAGI」は稲城市、一般財団法人ピースコミュニケーション財団の共同主催により行われた。
会議の冒頭、稲城市の杉本真紀子教育長が「みなさんは稲城で暮らし、そして稲城の学校で学んできて、今までにもSDGsを見据えながらのESDに取り組んでこられました。昨年の姉妹都市の北海道の大空町との交流活動ですとか、この夏、皆さんが参加してきたばかりの友好都市、長野県野沢温泉村での宿泊体験学習なども記憶に新しいところだと思います。そして地域の方々とさまざまな交流をしながら、また仲間といろいろなことを考え、話し合いながら、これからの稲城、そして社会はどうなったらいいかということを考えて取り組んでこられました。本日はそういった今までの学びや経験をもとにしながら、新たにお友達となるグループの仲間の人たちと絆を深めながら、考えを出し合いながら、これからの稲城をどういうふうにしていったらいいか、そのためには自分だったら何ができるかということを考え合って、素敵な企画を立ててください。そして第2部は稲城市議会の議場に場所を移します。市議会議員になったつもりで、皆さんのプレゼンテーションを力強く発表してください。皆さんがどんな計画を話してくださるか楽しみにしています。今日は未来の明るい稲城市を展望しながらみんなで楽しく話し合っていきましょう」などと挨拶。