マツダ、200台限定の特別なロードスター「12R」を発表! 200馬力の2リッターエンジン搭載で価格は700万円台を予定。【東京オートサロン2025】
1月10日、マツダは千葉・幕張メッセで開幕した東京オートサロン2025(1月12日まで開催)において、「マツダ スピリット レーシング」が手掛けたロードスターの特別仕様車「マツダ スピリット レーシング ロードスター」と、200台限定の「マツダ スピリット レーシング ロードスター12R(イチニーアール)」を発表した。 【写真】限定200台の特別なロードスター「12R」の詳細を見る!(全30枚)
「速さ」と「質感」に拘った2.0Lモデル
発表されたのは「マツダ スピリット レーシング ロードスター(以下MSRロードスター)と、200台の限定モデル「マツダ スピリット レーシング ロードスター12R(以下MSRロードスター12R)」の2モデル。「マツダ スピリット レーシング」とは、マツダのモータースポーツにおける新しい時代のサブブランドで、この2モデルはその第1弾となるスペシャルモデルだ。 マツダは「スーパー耐久レース活動で鍛えた技術、パワートレインや車体の進化を反映し、内外装のアピアランス向上と合わせて『速さ』と『質感』に拘ったモデル」と紹介。2.0Lエンジンを搭載し、街中からサーキットでのスポーツ走行迄楽しく走れるクルマを目指して開発されたという。 2.0Lエンジンはラジエーターの仕様変更により冷却性が向上。MSRロードスターは184ps、MSRロードスター12Rはさらに専用のカムシャフト、シリンダーヘッド、ピストン、エキゾーストマニホールドが採用され200ps(開発目標値)を主張する。
ボディや足まわりも強化
エンジンに合わせて、ボディや足まわりも強化されている。ビルシュタイン製車高調整式ダンパーの減衰特性とバネレートを専用セッティングするとともに、トンネルブレースの板厚アップによるボディ剛性向上と合わせて、街中での質感が高い乗り心地とスポーツ走行時の安定性を両立し、しなやかな動きをするサスペンション特性を実現。 ブレーキは、フロント用にブレンボ製のベンチレーテッドディスクと対向4ピストンキャリパーを、リヤ用は大径ブレーキローター&キャリパーを採用。キャリパーは前後ともレッド塗装仕上げだ。 ホイールは、レイズ製の鍛造で「TE37」をベースとした専用品を新規開発。高剛性とバネ下重量軽減の両立を実現した。デザインはスーパー耐久レースのST-Qクラスに参戦中の#12号車に採用しているデザインが踏襲されている。MSRロードスター12Rは切削加工仕様の専用品となる。