農家経営カフェ 実り一望 まるでアート
大きな窓越しに広がる一面の水田は、まるでアートのよう──。米どころ・新潟市の田園風景を一望できる農家経営のカフェが人気となっている。 カフェは「ファーマーズキッチン ブラックバード」。麦1ヘクタールやエダマメ2・5ヘクタールを手がける黒鳥枝豆研究所が経営し、年間5万5000人が訪れる。 魅力の一つが、大きな窓から楽しめる田園風景だ。本間博明社長は「いつも見ている景色も、切り取り方で印象が変わる」と話す。「農業は地味な作業の連続だが、違った角度で見直すきっかけになれば」と狙いを語る。 自社の農産物を使ったパンなども売りだ。同店は地理的表示(GI)保護制度にエダマメで最初に登録された「くろさき茶豆」の産地にある。一番人気は自社栽培の小麦「ゆきちから」を使った「ずんだクリームあんぱん」(200円)。エダマメの風味を存分に感じる「枝豆シェイク」(550円)も好評だ。
日本農業新聞