坂本怜、全米オープンジュニアのダブルス制覇!日本人男子4人目の快挙[全米オープンジュニア]【テニス】
坂本怜、ムルバとのダブルスで全米オープンジュニア制覇
現地9月7日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)ジュニア部門の男子ダブルス決勝が行われ、第1シードの坂本怜(誉高校/ITFジュニア世界ランク3位)/マキシム・ムルバ(チェコ/同6位)は、ノーシードから勝ち上がってきたデニス・ペタク(チェコ/同79位)/フリン・トーマス(スイス/同51位)を7-5、7-6(1)のストレートで下し、グランドスラムの同種目において日本人男子として4人目の優勝を果たした。 【動画】坂本怜が日本人男子となるグランドスラムジュニアのダブルス制覇!マッチハイライト 今年の全豪オープンジュニアを制し、5月にITFジュニア世界ランク1位に輝いた坂本。ダブルスでも全豪オープンでベスト4、全仏オープンで準優勝を飾るなどの好成績を収めており、今大会で初優勝を狙った。 ITFジュニア大会の公式戦として今大会で初めてタッグを組んだ坂本/ムルバ。決勝では、試合序盤からテンポ良くポイントを重ね、第4ゲームでのチャンスを生かしてリード。坂本のビッグサーブ、ムルバの安定したネットプレーで流れに乗る。 サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームではミスが重なり、一時は追いつかれた坂本/ムルバ。だが、6-5の第12ゲームで2本のリターンエースを奪ってチャンスを手にすると、最後は相手にダブルフォールト。7-5で第1セットを先取した。 第2セットでは互いにブレークポイントを握り合う展開。坂本/ムルバは、4-2から逆転を許して4-5となったものの、第10ゲームで坂本が相手の足元を狙ったショットでミスを誘い、ブレークに成功する。そのまま突入したタイブレークでは、1-1から一気に6ポイントを連取。相手のリターンがネットにかかって優勝が決まった瞬間、坂本は相棒のムルバとともにラケットを刀に見立てた侍ポーズで優勝の喜びを分かち合った。 日本人男子のグランドスラムジュニア・ダブルスの優勝は、2006年全仏オープンの錦織圭、2014年全米オープンの中川直樹、2018年全仏オープンの田島尚輝に次いで4人目のこと。1人で2つ以上のタイトルを獲得したのは初めてである。
Tennis Classic 編集部