JAならけんが県内4カ所で1200人分2400個の柿を無料配布
奈良県農業協同組合(JAならけん)は25日、「柿の日」(10月26日)にちなんだ県産柿の消費拡大イベントとして、奈良市三条本町のJR奈良駅前広場など県内4カ所で計1200人分2400個の柿を無料配布し、「奈良の柿」をPRした。生産者でつくる県果樹研究会と県農産物生産・流通部会果樹部会が共催。 配布したのは天理市発祥の渋柿「刀根早生(とねわせ)」。まったりとしてなめらかな味わいが特長。同広場と法隆寺南大門前(斑鳩町)、まほろばキッチンJR奈良駅前店(奈良市)、同橿原店(橿原市)の4カ所で、JAならけんの「柿レディ」ら関係者が、ハロウィン柄の袋に詰めた柿2個を県民や観光客らに配った。 家族3人で奈良観光に訪れた山口県光市の梅本安治さん(75)は「柿は好きなのでうれしい。いただくのが楽しみ」と話した。 JAならけんの栗原圭一代表理事理事長は「今年の夏は暑く、日光をよく浴びた柿は甘く、ぜひ味わっていただきたい。柿はビタミンCが豊富なので、季節の変わり目の風邪予防に役立ててもらえれば」と話した。
「柿の日」は2005年に制定。JAならけんは同年からコロナ禍を除き毎年、同記念日に柿の無料配布を実施している。