なにわの春の風物詩 ── 造幣局 桜の通り抜け始まる
なにわの春の風物詩スタート──。大阪市北区の造幣局で9日午前、毎年恒例の「桜の通り抜け」が始まった。冬に戻ったような寒い朝にもかかわらず、早朝から多くの人が訪れ、約350本の花を楽しんでいる。期間は15日まで。
132品種350本のサクラを通り抜け
同局の「桜の通り抜け」は、なにわの風物詩として全国的にも知られており、同局南門から北門までの約560メートルにわたり咲いている132品種350本のサクラを文字通り「通り抜け」ながら楽しむというもの。 「全体的にはだいたい3部咲きくらいですね」と語るのは関係者。寒さもあり、おそらく見ごろは週末ごろになりそうとも話す。また、毎年決められている「今年の桜」には「一葉」という品種が選ばれているという。
見物客「にぎやかな花見楽しい」
奈良県橿原市から来た40代の女性は「晴れてよかった。にぎやかでいいですね、朝寒かったけどサクラを見たらぬくくなった。楽しい花見です」とうれしそうに話していた。 開催時間は平日が午前10時~午後9時。土・日は午前9時から始まる。詳しい問い合わせは(電050・5548・8686)まで。