意外性のあるデザインで、エンパワーメントするメゾン マルジェラ──2024年、真夏のスタイリングを格上げするアクセサリー
ボルトやナットなど、インダストリアルで日常的なデザインから着想を得たアイテムに加え、大ぶりなエナメルリングなど、身に着けるだけで力をくれる上品なアクセサリーが揃う。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
くすんだ輝きやエンボス加工など、繊細な技が光る
ブラックを中心にしながらも、時にメタリックな素材を用いたルックも見られたメゾン マルジェラの2024年春夏コレクション。アクセサリーでは、インダストリアル感の漂う、ボルトやナットなどをジュエリーに応用したアイテムを展開。例えば、面の大きいエナメルのリングや、ラバーレザーを用いたホワイトのベルトが、存在感たっぷりに魅了してくれる。ブランドのヘリテージとも言える「アイコンズ」コレクションからもピックアップした。 ■リング ブラックのエナメルがシックなイメージを醸す、リングは、中央の小さなダイヤを配したスターディテールが目を引くデザイン。サイドにはエンボス加工で渦巻き模様が表現しており、迫力のある仕上がりだ。重ね付けはもちろん、単体使いでも強烈な存在感を発揮する。 ■ネックレス 性差を超えた普遍的なスタイルとヘリテージを集めたスタイルとヘリテージを集めた「アイコンズ」コレクションから、ネックレスをピックアップ。 シンプルなチェーンに、セミポリッシュ仕上げのシルバー製リングを組み合わせた。 ナンバリングの「11」はアクセサリーのコレクションを意味する。白Tシャツなどにさらりと合わせて、ノンシャランに身に着けるのもおすすめだ。 ■ベルト マットな質感に仕上げたホワイトベルト。ラバーのような質感だが、実はカーフレザー仕様で、トロンプルイユ的な遊び心が宿る。裏側はスムースなヌバックレザーなので滑りがよく、機能面を考慮している。メインドインイタリーならではの、芸の細かさを感じる一品だ。何より清潔感のあるホワイトというのが他にはない魅力。タックインして白特有のクリーンなムードをアピールしたい。 ■フープピアス ボルトとナットをイメージして作ったピアス。通常は丸みのあるデザインが多いこの手のピアスだが、クラスプで留める角張ったフォルムが新鮮さを演出する。真鍮ならではの、ややくすんだゴールドもマルジェラらしいヒネリを感じる。耳から強烈なモード感を与えてくれる逸品だ。 ■マルジェラ ジャパン クライアントサービスTEL:0120-934-779
文・オオサワ系、森下隆太 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)