自民党非公認候補が支部長を務める政党支部に対して「党勢拡大のための活動費」として2000万円を支給する「支部政党交付金支給通知書」

衆院選（27日投開票）東京24区に出馬した無所属の前職、萩生田光一元自民党政調会長は25日、自民党本部が萩生田氏が代表を務める政党支部に政党交付金から活動費名目で2000万円を支出した問題を受けて、全額を党本部に返金したことを明らかにした。萩生田氏事務所のX（旧ツイッター）の公式アカウントが報告した。 【表でみる】夕刊フジが作成した「落選危機にある大物・著名候補21人のリスト」 萩生田氏が代表を務める24区支部は25日、緊急役員会を開催。2000万円の交付金については「年間を通じて交付される正当なもの」としつつも、「振り込み時期や金額が誤解を招く可能性があると判断」したという。 党本部は非公認候補に対して「党勢拡大」の目的で2000万円を支出しているが、事務所のXは「現在無所属で活動しているため、その目的を達成することが困難」と指摘した。 萩生田氏は2000万円の活動費の支給について、「なぜ選挙期間中に支給を決定したのか。執行部の判断に大変疑問を抱いている。突然このような資金を振り込まれて、正直ありがた迷惑な話だ」と党本部の対応に不快感を示していた。 ▽東京24区（6人、敬称略） 与倉さゆり（40）元会社員　参政党新人 有田芳生（72）☆元参院議員　立憲民主党新人 畑尻文夫（69）元学習塾経営　無所属新人 浦川祐輔（31）☆弁護士　国民民主党新人 佐藤由美（52）☆元都議　日本維新の会新人 萩生田光一（61）元経済産業相　無所属（旧安倍派）前職 （届け出順、☆は比例と重複）