モクスリーが海野を破りIWGP防衛 試合後にEVILが乱入しベルトを黒く塗りつぶす
「プロレス・新日本」(11日、オンタリオ) ビッグマッチ「Resurgence」が開催され、六大タイトルマッチが行われた。 【写真】IWGP世界ヘビー級選手権試合に乱入したEVILと成田蓮 メインイベントのIWGP世界ヘビー級選手権試合は、王者ジョン・モクスリーが弟子の海野翔太の挑戦を退け、3度目の防衛に成功した。 モクスリーはこの試合を“最終試験”と位置づけており、海野は場外の机上のモクスリーにコーナー最上段からダイビングエルボードロップを落とし、雪崩式デスライダーや旋回式デスライダー、ブレイズブレイドなどで師匠を追い込むが、最後はモクスリーがカーブ・ストンプからのデスライダー。34分18秒、片エビ固めで弟子の野望を粉砕した。 師弟が座礼をかわしていたところに、ハウス・オブ・トーチャーのEVILと成田蓮が乱入。EVILは英語で「俺こそがリアルチャンピオンだ!だから次の挑戦者はおまえだ!」と挑戦を要求し、世界ヘビー級のベルトをスプレーで黒く塗りつぶした。 この他のタイトルマッチでは、ストロング無差別級タッグ選手権試合は前王者のヒクレオ、エル・ファンタズモ組が現王者のマイキー・ニコルス、シェイン・ヘイスト組に挑戦。G.o.Dがスーパーサンダーキス’86でヘイストを沈め、王座を奪回した。 ストロング女子王者のステファニー・バッケルはアレックス・ウィンザーの挑戦を受け、パッケージドライバー式バックブリーカーで2度目の防衛に成功した。 NJPW WORLD認定TV王者のジェフ・コブは初防衛戦でランス・アーチャーと激突。飛びかかったアーチャーを捕獲するとツアー・オブ・ジ・アイランドでアーチャーを撃沈した。 NEVER無差別級王者の鷹木信悟は、現KOPW保持者の上村優也の挑戦をパンピングボンバー固めで退けた。 ストロング無差別級王者エディ・キングストンは、ノーロープ・ラストマン・スタンディングマッチでゲイブ・キッドと対決。場外のテーブルにブレーンバスターで投げられたキングストンは立ち上がれず、ゲイブが王座を奪取した。 また、スペシャルシングルマッチで棚橋弘至とザック・セイバーJr.が激突。ザックがザックドライバーで1・4東京ドームのNJPW WORLD認定TV王座戦での借りを返した。