【MLB】 パイレーツがFAの外野手バーデューゴに興味 昨季はヤンキースで不振
パイレーツがFAの外野手アレックス・バーデューゴの獲得に興味を抱いていると、米有名記者ロバート・マレーが報じた。再建脱出を目指すパイレーツが打線のテコ入れを模索しているようだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 28歳のバーデューゴは昨季ヤンキースで149試合に出場し、13本塁打、打率.233、OPS.647をマーク。メジャー定着後では初めてOPS+(リーグ平均に対するOPS、100を基準とする)が100を下回り、総合指標fWARでも定着後ワーストの0.6に沈んだ。ただ、左翼の守備では存在感を発揮し、守備防御点(DRS)+8を残した。キャリアワーストの不振に苦しんだシーズンの後、バーデューゴはFAとなっている。バーデューゴはまだ28歳と若く、バーデューゴは1年など短期の契約で復活を目指し、再びFA市場に出てより良い契約を得るのが既定路線と見られている。 ナ・リーグ中地区最下位に沈んだパイレーツは、ポール・スキーンズら若手が台頭している先発ローテーションを援護すべく、打線のテコ入れを目指している。ここまでオフの動きは球団レジェンドのアンドリュー・マカッチェンの呼び戻しと、トレードによる若手内野手スペンサー・ホーウィッツの獲得にとどまるが、まだ野手補強の道を模索しているようだ。現状、外野陣は中堅に昨季コンバートされたオニール・クルーズ、左翼に長期契約を結んでいるブライアン・レイノルズがいるが、右翼が不透明な状態だった。 打撃不振に陥ったとはいえ、未だに好守は健在のバーデューゴを確保できれば、パイレーツの右翼は大きく改善されることは間違いない。マレー記者によれば、パイレーツのバーデューゴに対する興味は差し迫ったものではないという。2月中旬のキャンプインは迫っており、動向が注目される。