倉庫居座りのクマ…箱わな設置するも日没までに捕獲ならず 秋田市仁井田の自動車整備工場で警戒続く
秋田テレビ
冬眠期のはずがクマの出没が止まりません。26日朝、秋田市の国道沿いにある自動車整備工場にクマが入り込み、そのまま中にとどまっています。市は箱わなを設置したものの、日没までに捕獲には至りませんでした。周辺ではクマの目撃情報が相次いでいました。 26日午前7時20分ごろ、秋田市仁井田の国道13号線沿いにある自動車整備工場の倉庫内に「クマ1頭がとどまっている」と、防犯カメラを見た従業員から警察に通報がありました。 倉庫のシャッターを閉め、カメラが付いた箱わなを設置したものの、クマは日没までに捕獲されませんでした。これまでにけがをした人はいません。倉庫は車の塗装の作業場として使われていて、食べ物は置いていないということです。 現場は、住宅のほか学校や飲食店などが立ち並ぶ地域です。クマダスなどによりますと、周辺では午前5時過ぎから国道上や保育施設付近で相次いでクマが目撃されています。 また、自動車整備工場から約100メートルの距離にある住宅の敷地では、クマの足跡のようなものが確認されました。 クマを目撃したヘアサロンスポットの佐々木和江さんは、「間を通る何かがいて、人か大きな犬かなと思った。クマも私の方を見て目が合った。ただただ獲物・食べ物を探して歩いている感じだった」と話していました。 秋田市は、27日朝に現場の状況を再度確認し、今後の対応を協議することにしています。 なお、秋田県は、市街地での出没が相次いでいることから、「ツキノワグマ出没注意報」を2025年1月31日まで延長しました。
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