明日3日は40℃予想も 36都府県に熱中症警戒アラート 危険な暑さいつまで?
関東~九州・沖縄は「熱帯夜」が続く
日中の危険な暑さだけでなく、日が沈んでからも気温の下がり方が鈍く、寝苦しい夜が続くでしょう。この先1週間の最低気温は、関東から九州、沖縄で25℃以上の予想で、熱帯夜が続く見通しです。また、大阪では週末は超熱帯夜となるでしょう。東北でも熱帯夜となる所がありそうです。夜もエアコンをつけたままにしたり、寝る前にコップ1杯の水を飲んだりして、熱中症に十分気をつけてください。 ※「熱帯夜」とは、夕方から翌日の朝まで、最低気温が25℃を下回らない夜のことをいいます。 ※「超熱帯夜」は日本気象協会独自でつけた名称であり、気象庁が定義しているものではありません。
「熱中症警戒アラート」発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。 ① 外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。 ② 屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。 ③ 普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。 ④ 熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。 ⑤ 暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
日本気象協会 本社 田中 正史