旬な日本舞踊家が勢ぞろい、宙乗りの披露も 12月25日に京都・春秋座で「百華彩鳳」
東西で活躍する気鋭の日本舞踊家たちが華やかな新作や古典を披露する「百華彩鳳(ひゃっかせいほう) 風花に遊ぶ」の京都公演が12月25日午後2時から、京都市左京区の京都芸術劇場春秋座で開かれる。 今公演は昨年11月から春秋座の芸術監督を務めている、宗家藤間流八世宗家、藤間勘十郎が企画した。「今、活躍されている皆さんが集結したときに何か面白いものができるのではないか、一緒にやりたい!とお声かけしました」と勘十郎。出演者には、井上安寿子、尾上菊之丞、尾上京(おのえ・みやこ)、花柳双子(はなやぎ・そうこ)、花柳凜、若柳吉蔵、若柳佑輝子といった、流儀も世代も異なる旬な日本舞踊家たちがそろった。 京都公演では、歌舞伎の傑作「義経千本桜」をもとにした創作舞踊「義経千本桜絵巻」を全員で披露する。京舞と歌舞伎舞踊の共演を楽しむ新作の「吉野山」のほか、「四ノ切」では、源九郎狐(ぎつね)役の双子が舞踊会では珍しい宙乗りを披露するのも見どころだ。 他に「花の心」「三社祭」「金谷丹前」。京都芸術劇場チケットセンター(075・791・8240)。(田中佐和)