34歳、ゲレンデを買う──日々の使い勝手向上のため、設置した○○とは?(Vol.12)
29歳で人生初のフェラーリを購入した『GQ JAPAN』の編集部員のイナガキが、ひょんなことからメルセデスの“ゲレンデ(Gクラス)”を購入することに。はたして、“跳ね馬”の次はいかに? 【写真を見る】新たに設置した¥132,000のアイテムはコレだ!
ゴルフバッグが積めない!?
わがGクラスは日々の移動に大活躍している。主たる用途は、買い物やゴルフの練習など。荷物を満載する機会はほぼないので、ラゲッジ容量こそ不満はないが、使い勝手は微妙。なぜなら、リヤタイアハウジングの車内の張り出しが大きく、ゴルフバッグを横に積めないからだ。 これでは複数人でゴルフに行く時、よろしくない。3人で行った場合、ゴルフバックを重ねなければ積めない。 今はスケジュールがとれず、まったくラウンドに行けていないが、いずれは困るはず……。わがGクラスの主治医であるエスアンドカンパニーの鹿田能規代表にすると、「めっちゃ良い商品があるで!」と、即答。 それは、埼玉県に本社を置くラガーコーポレーションが発売する「LUGGAGE FLAT SPACE for W463 G-Class」だ。鹿田代表も、自身のGクラスに取り付けている。 公式ウェブサイトには「タイヤハウジングの車内の張り出しを、ドライバー1本の簡単な組み立てでフラットにするカーゴBOXです」と、謳う。 そんな簡単に? と、半信半疑で購入。価格は¥132,000と、少々高いようにも思わなくもないが、メルセデス・ベンツ日本が販売する最新Gクラス向けの似たようなパーツが¥198,000であることを考えればリーズナブルだ。 早速、取り寄せたLUGGAGE FLAT SPACE for W463 G-Classを取り付ける。謳い文句通り、確かにドライバー1本で楽々設置。時間は15分ほどだった。 「今まで斜めにしなければ置けなかった尺長物も真っ直ぐに置ける様になります」と、謳う通り、ゴルフバックが難なく横に置けるようになった。おそらく3本は余裕だ。LUGGAGE FLAT SPACE for W463 G-Classがあるとないとでは、ラゲッジスペースの使い勝手が大きく異なる。 しかも、ボードの下には横開きタイプと引き出しタイプ、ふたつの収納スペースが備わる。洗車グッズや長靴などを置くのに最適だ。ちなみにGクラスには、最近流行りのSUVに備わる床下収納はない。 加えてもはや使う人は少数派かもしれないが、純正CDチェンジャー(筆者の車両は非搭載)の取り出しも可能になっているのがポイント。オリジナル装備を活かしつつ、使い勝手を高めている点が素晴らしい。 ¥132,000は決して安価ではないものの、日々のゲレンデ・ライフが豊かになることを思えば、無駄な出費ではないように思う。あるとないとでは、ラゲッジスペースの空間効率が大きく異なるからだ。 日本中の悩めるゲレンデオーナーに朗報だ!
写真・安井宏充(Weekend.) 文と編集・稲垣邦康(GQ)