【アルヴェルに対抗は絶対ムリ】いや、おじさんはホンダオデッセイに期待せざるをえないのだ!
このほど販売復活が発表されたホンダ「オデッセイ」。トヨタ「アルファード」/「ヴェルファイア」の販売が絶好調であることを考えれば、高級ラージミニバン市場は、自動車メーカーにとって逃す手はない魅力的なカテゴリ。 【レクサスLM日本導入】アルヴェルの2倍2000万円でも売れると確信できるが、ラ 今回のオデッセイ復活で、ホンダのラージミニバンカテゴリが復活となったわけですが、オデッセイはアルファード/ヴェルファイアとはすこし路線が違い、ラージクラスではありますが、「高級ミニバン」というには、すこし物足りなさを感じるモデル。 復活によって次期型も期待されるオデッセイですが、はたしてオデッセイは今後も、いまのままの「オデッセイ」であり続けるのか? ホンダは高級ミニバン市場を諦めたのか?
■アル/ヴェルとは一線を画す、特別なミニバン
初代オデッセイは1994年に発売されました。ミニバンとしては低い全高でありながら、7人乗りでウォークスルーも可能な実用性、そしてアコードをベースとしたシャシーとエンジンにより、ホンダらしいスポーティな走りが楽しめるミニバンとして爆発的な人気を獲得。 それまでキャブオーバーが当たり前のミニバンが、FFベースの自由なスタイリングへと移行するきっかけをつくりました。初代オデッセイが人気になったことは、その後登場するステップワゴンや2代目セレナなど、ミニバン市場全体の活性化にも繋がりました。
とはいえ、オデッセイの一番の特長は、ミニバンらしからぬ「スポーティで低いスタイリング」と「走り」。特に2003年から2008年に販売されていた3代目オデッセイは、そのスポーティさから、スポーツカーから買い換える若者も多かったようです。 日本市場での販売を一旦中止する2021年12月末の直近でも、月平均で2000台前後を販売するなど、絶対王者アル/ヴェルが君臨するミニバン市場においても存在感を示しており、オデッセイは、他にライバルのいない、特別なミニバンといえます。
■高級感と精悍さがあふれるデザインとなって復活!!
そんなオデッセイですが、今回復活登場となったモデルは、モデルチェンジ版ではなく、グリルやリアコンビネーションランプのデザインを変更した一部改良モデル。 パーツの造形はそのままに、フロントグリルのブラックアウト化のほか、リアコンビネーションランプをスモークタイプに変更することなどによって、高級感と精悍さ、落ち着きのある雰囲気に。