追突事故を偽装か。高速道路で割り込み突然バックした男を逮捕。被害者のドラレコ映像が拡散(アメリカ)
保険金目当てで故意に自動車事故を起こしたとして、米ニューヨーク市在住の男が逮捕された。被害者のドライブレコーダーには、男が車を突然バッグさせ、衝突させた瞬間が捉えられている。 【映像】ドライブレコーダーが捉えた衝突の瞬間
被害にあったアシュフィア・ナターシャさんは、同市クイーンズの高速道路で左車線を走行していた。すると、中央車線からウインカーも出さずにシルバーのホンダ・シビックが割り込んでくる。ナターシャさんは急ブレーキをかけるが、シビックは少し前進し、突然バックする。そのままナターシャさんの車に勢いよくぶつかった。
ナターシャさんの叫び声も動画に入っており、通話相手が「どうした? 大丈夫?」と声をかけている。「わからない、事故にあった」「前の人がバックしてきた。何が起きているの」とナターシャさんはうろたえているようだ。しばらくすると前の車から、男女4人が頭や首などを押さえながら降りてきた。そして、ナターシャさんの車のナンバーを撮影した。
NBCニュースによると、警察は事故当時後部座席に乗車していた28歳の男を逮捕した。男は、保険金詐欺や危険行為などの容疑について、無罪を主張している。
ナターシャさんは、後方のドライブレコーダー映像も公開した。「(去った男以外の)3人は、ドライブレコーダーに気づいた途端態度を変えました」とナターシャさんは投稿文で説明した。「私の保険について尋ね、やりとりが終わるとすぐに立ち去りました」「自分で運転していたので仕組まれた事故だと気づかず、すべてがあっという間の出来事でした」
警察は、残りの3人についても捜査を進めている。