賭博違反の出場停止が明けたニューカッスルMFトナーリ、当時の苦悩を語る「普通の人々だったら…」
ニューカッスルのイタリア代表MFサンドロ・トナーリが賭博禁止処分の苦悩を打ち明けた。イギリス『ミラー』が伝えている。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 トナーリは昨年7月にミランから5400万ポンド(約103億円)で加入したが、同年10月に賭博違反で10か月の出場停止処分を受け、残りシーズンを棒に振った。 28日に行われるカラバオカップ2回戦ノッティンガム・フォレスト戦での復帰が期待される中、トナーリは当時について次のように語っている。 「10月、11月、12月と最初の3の月はとてもとても大変だった。今は新しい時だと感じている。僕の人生におけるもうひとつのポイントなんだ。僕には素晴らしいチームがある」 「16回イタリアに戻り、連盟や子供たちと16回、話し合いを行った。これは僕にとって、とても重要なことだった。この問題は……サッカー選手にとっての問題だ」 「カウンセラーやイタリアの若い選手たちが僕を助けてくれた。セラピーのためにイタリアで多くの人と話をした。自分よりも困難な状況にある人たちを助けたい。僕はとても幸運だ。今はプレーできるし、試合をして元の生活に戻る。普通の人々だったら、もっと人生が一変していたかもしれない」 「10か月ぶりにプレーできるのでうれしいよ。チームもファンも一緒にいてくれた。この数か月間、僕は一人になったことは一度もなかった」 エディ・ハウ監督によると、すでにトナーリはスピードやフィットネスを取り戻し、以前は話せなかった英語でのコミュニケーションも問題ないという。 指揮官は「この数か月間、サンドロの実力を十分に見てきたし、今でも大好きな選手だ。私はただ、彼が落ち着いた形でチームに入り、彼なりのやり方でチームに貢献できることを願っている」と語った。