テグスの結び方は?キャンプでも使える手順を解説!
「ロープがあと少しだけ足りない……」という場面で、役に立つのがテグス結び。2本のロープを繋ぎ合わせる結びで、キャンプでも使える便利なロープワークです。 【写真11枚】キャンプで、ロープの長さが足りないというときに活躍!テグス結びの手順を写真で見る アウトドアに想定外は付きもの。いくつかロープワークを覚えておくと、キャンプでのちょっとしたトラブルにも対処できるようになるほか、より快適にキャンプを楽しむことができるようになります。ぜひ、練習して身につけておきましょう。
釣り糸を結ぶときに使われたテグス結び
テグス結びは、もともとテグスという釣り糸同士を連結させるための結び方で、別名「フィッシャーマンズ・ノット」とも呼ばれています。 結び方の構造自体はシンプルですが、ほどけにくく、太さの違う糸同士でも結ぶことができるので、釣りや船の繋ぎ合わせなどにも使われていました。 もちろん、釣りだけではなくアウトドアシーンでも活躍してくれるロープワークです。特にテントやタープを張るときなど、ロープの長さが足りなくなった場合に重宝します。
テグス結びのやり方
それでは、テグス結びの具体的な手順を紹介します。 実際に手元にロープを用意して、ぜひ一緒にやってみましょう。 ◆手順 まず、ロープの両端を平行に揃えます。 白色のロープの先端を、緑色のロープの上から通して輪を作ります。 先端が緑色のロープの上を抜けるよう輪に通します。 結び目を締めます。 緑色のロープを、白色のロープの上から通して同様に輪を作ります。 先端が白色のロープの下を抜けるよう輪に通します。 先ほどと同様に結び目を締めます。 2本のロープを左右に引っ張ると、結び目がくっつきます。 結び目が左右対称になっていれば完成です。 ◆注意点 ・結び目が左右対称になっているか確認! 絡ませ方を間違えると結び目が左右対称にならず、強度が下がってしまいます。 すると、強い張りで負荷がかかるとほどけてしまう場合があるので、結び目が左右対称になっているかは必ず確認しましょう。 ・先端が短すぎる ロープの先端部分は、結び目から最低でも3~5cmほどの余裕を持って結ぶようにしましょう。 ロープの先端部分が短すぎると、負荷がかかったときに抜けやすくなります。 ただ、あまり長く残しすぎると絡まってしまう恐れもあるので、ほどほどの長さを残しておくことがポイントです。 ・ロープの特徴を把握しておこう ロープの種類によっては結んでいても滑りやすいものがあり、注意が必要です。 持っているロープのクセを把握して、先端部分の残す長さなど変えてみるのがおすすめです。