昨季の英2部年間MVPが加入、フュルクルクも獲得間近? 上位進出目指すウェストハムに注目せよ
順調に補強が進んでいる
3日、ウェストハムはリーズ・ユナイテッドからクリセンシオ・サマーヴィルを完全移籍で獲得した。2029年までの5年契約で、1年間の延長オプションが付随している。 [画像]サマーヴィル獲得を発表したウェストハムX公式のポスト オランダの名門フェイエノールト出身のサマーヴィルは2020年にリーズに加入し、徐々にプレイタイムを増やしていくと、チャンピオンシップを戦った昨季にその才能が開花。46試合に出場したリーグ戦では20ゴール9アシストを記録し、年間のMVPに選出されている。 ウェストハムは攻撃陣にさらなるテコ入れを考えており、ドルトムント所属ニクラス・フュルクルクの獲得に向けて前進していると、英『Daily mail』は報じている。 ジャンルカ・スカマッカがアタランタへ移籍し、頼れるストライカーはアントニオのみとなっているウェストハムにとって、フュルクルクはピッタリなターゲットといえる。21-22シーズンからコンスタントに得点を挙げており、昨季はドルトムントへステップアップし、ブンデスリーガで12ゴール8アシストを記録した。 サマーヴィルに加え、フュルクルクまで獲得となれば、来季のウェストハムはかなり期待できるチームといえる。とくにサイドアタッカーは強力で、左にサマーヴィルとマクスウェル・コルネ、右にはモハメド・クドゥスとジャロッド・ボーウェン、新加入のルイス・ギリェルミがいる。昨季はプレミア9位に終わったことで今季は欧州のカップ戦はなく、リーグ戦に集中できることも上位進出が期待できる一つの要因といえる。 4年半続いたデイビッド・モイーズ政権が終わり、新たにフレン・ロペテギを監督として迎えたウェストハム。ウルブズからマックス・キルマンを獲得するなど、前線だけでなく守備陣の補強も進められており、来季の新生ウェストハムに期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部