新NISAシミュレーション「毎月5000円~5万円」の積立投資で老後資金をいくら作れる?
新NISAで資産運用を始めたいと思っている人も多いかもしれません。 では、新NISAで積立投資をすればいったいいくらの老後資金を用意できるのでしょうか。 【写真3枚】積立投資で資産をいくらつくれるか「シミュレーション結果」を見る 本記事では、新NISAで「月5000円~5万円」の積立投資をした場合に築ける老後資金をシミュレーションします。 積立期間・利回り別にシミュレーションするので参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISAのメリットはなにか
まずは、新NISAがどのようなメリットのある制度か確認しましょう。 新NISAとは、投資で発生する利益と配当金が非課税になる制度です。通常、投資で得た利益と配当金には約20%の税金がかかりますが、新NISAで投資をすればこれらの税金がかかりません。 そのため、より効率的に資産運用が可能です。年間に投資できる金額は360万円、最大で保有できる商品は1800万円分までとなっています。 では、新NISAのつみたて投資枠を利用した積立投資で老後資金をいくら用意できるのか、次章でシミュレーションしていきます。
【期間別】月5000円~5万円の積立投資で老後資金はいくら作れるか
ではさっそく、新NISAを利用した「月5000円~5万円」の積立投資で築ける老後資金をシミュレーションしてみましょう。 まずは、積立期間別にシミュレーションしてみます。シミュレーションの結果は以下のとおりです。 ●【積立期間10年】月5000円~5万円の積立で用意できる老後資金 毎月の積立額:資産評価額(元本部分) ・5000円 :70万円(60万円) ・1万円:140万円(120万円) ・2万円:279万円(240万円) ・3万円:419万円(360万円) ・4万円:559万円(480万円) ・5万円:699万円(600万円) ●【積立期間20年】月5000円~5万円の積立で用意できる老後資金 毎月の積立額:資産評価額(元本部分) ・5000円 :164万円(120万円) ・1万円:328万円(240万円) ・2万円:657万円(480万円) ・3万円:985万円(720万円) ・4万円:1313万円(960万円) ・5万円:1642万円(1200万円) ●【積立期間30年】月5000円~5万円の積立で用意できる老後資金 毎月の積立額:資産評価額(元本部分) ・5000円 :291万円(180万円) ・1万円:583万円(360万円) ・2万円:1165万円(720万円) ・3万円:1748万円(1080万円) ・4万円:2331万円(1440万円) ・5万円:2914万円(1800万円) 当然ですが、積立金額が高額で積立期間が長いほど、用意できる老後資金は増えます。 月5万円の積立投資を30年間続ければ、2914万円もの老後資金を用意することが可能です。元本部分は1800万円のため、新NISAでの投資により1114万円も資産が増えていることになります。 用意したい老後資産と積立可能な年数から、毎月の積立金額を決めてみてください。 こちらのシミュレーションでは、運用利回り3%を前提としました。 ただし、実際の資産運用においては事前に運用利回りはわかりません。投資した銘柄や経済状況によって、運用利回りは変動します。 次章では運用利回り1%・3%・5%で30年後の資産額を比較していきます。