「皆さんと本気で歓びあった感動は僕にとって宝物」梅崎司が37歳で引退を発表。指導者の道へ「サッカー界に恩返しがしたい」
「諦めずに挑み続けた自分を褒めてあげたいです」
J2の大分トリニータが11月11日、梅崎司が2024シーズンをもって現役を引退すると発表した。 【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! 日本代表歴もある梅崎は、大分のユースからトップチームに昇格し、プロキャリアをスタート。その後、フランス2部のグルノーブル、浦和レッズ、湘南ベルマーレでもプレーし、2021年から再び大分でプレーしていた。 今季はJ2で6試合、うち先発は1試合に留まるなか、37歳でユニホームを脱ぐ決断を下した。今後は指導者の道に進むようだ。 引退にあたってのコメントは以下の通り。 「今シーズンをもってプロサッカー選手としての活動に1つの区切りをつけることにしました。僕のプロサッカー選手生活を振り返ると山あり谷ありの連続でした。大きな悲しみ、大きな苦しみを味わうことが多かったですが、それ以上に大きな歓び、大きな感動を沢山の方々と共に分かち合うことが出来ました。 そして怪我との戦いもありました。大怪我もあり、手術も6度経験。絶望するような状況もありましたが、その度に助けてくれる人が僕の周りには沢山いました。本当に人に恵まれていたと感じています。僕の事を僕以上に心配したり歓んでくれるファン、サポーターの皆さんの存在は僕にとって財産です。怪我や苦しみを乗り越え、皆さんと本気で歓びあった感動は僕にとって宝物です。 また、大分トリニータ、浦和レッズ、湘南ベルマーレと素晴らしい仲間が出来、多くの素晴らしい経験をさせてもらいました。 プロサッカー選手として、20年間、本気で挑み続け全力で駆け抜けてきました。その足跡が自分の中にしっかりあります。やり切れた選手生活だったと胸を張って言えます。ボロボロになるまで、どんな状況でも自分と向き合い、諦めずに挑み続けた自分を褒めてあげたいです。 今後についてですが、今までもプレーする中で、自分を育てていただいたサッカー界に恩返しがしたいと思っており、その気持ちに従い、指導者というステージでチャレンジをしていきたいと考えています。 最後になりますが、現役生活の最後に自分を育ててくれた大分トリニータに戻ってくる事ができ、本当に幸せでした。最高の選手生活でした。皆さんからいただいた大きな愛をお返しできるよう、本物の歓び、感動を伝えられる指導者になれるよう、挑んでいきます。20年間ありがとうございました!」 構成●サッカーダイジェストWeb編集部