堂々とした雰囲気の鈴木選手（左）。これからも応援します

＜NGT48スポーツコラム＞ 　NGT48のメンバーが新潟のアスリートを取材する連載コラム「NGT48スポーツコラム」。今回は佐藤海里（24）が担当します。女子総合格闘技「DEEP　JEWELS　47」（23日、東京・ニューピアホール）に出場する鈴木“BOSS”遥（29＝SAI－GYM）にインタビュー。メインイベントの58キロ以下級で最強女王、中井りん（38＝修斗道場四国）と対戦する心境を聞きました。 　◇　◇　◇ 　実は最近、格闘技に興味があるんです。試合だけでなく、ハードなトレーニングや緊張に打ち勝とうとする姿勢に心を打たれています。今回、絶対女王の中井選手との対戦を控える鈴木選手に、インタビューさせていただきました。 　鈴木選手はデビュー2年目で4戦2勝2敗。20年の秋からダイエット目的でSAI－GYMに入り、総合格闘技を始めました。中学でバレーボール部、高校、大学でハンドボール部に所属した、体育会系気質の持ち主です。対戦相手の中井選手は31戦28勝2敗1引き分けで、日本人選手には負けなしの女子総合格闘技のレジェンドです。 　中井選手とメインで対戦が決まった時、「最初、冗談かと思った」と。強敵を前に一時は落ち込んだものの、「めったにないチャンス」と覚悟を決めました。「どんな場面があるかを考え、想定して、対策を立てる。相手について調べたことはノートにまとめる。試合前の準備は納得するまで徹底的にやる」。中井選手についても研究し尽くして、全力でぶつかります。 　私も心配性で自信がない性格なんです。だから人一倍自主練をしてからステージに立つと決めています。間違えないように見せ場を何度も頭にたたき込んで…。回数を重ねることで自信が持てます。 　「怖いです。でも、試合になったらやるだけ」と鈴木選手。恐怖を感じ、葛藤もあります。それを乗り越えるために努力を続けているんです。鈴木選手のお話に、改めて準備の大切さや、努力の積み重ねが自信につながることを感じました。試合、頑張ってください！（NGT48　佐藤海里） 　◆佐藤海里（さとう・かいり）2000年（平12）8月5日生まれ、新潟県出身。18年にドラフト3期生としてNGT48に加入。20年に正規メンバーに昇格。22年にえちごトキめき鉄道のスペシャルアンバサダーに就任。趣味は電車旅、鉄道博物館巡り。血液型A。