「完璧な機械仕掛け」でローマ撃破!60年ぶりの欧州最高峰の舞台へ快進撃見せる古豪を伊解説陣が分析「今季最高のカルチョ」イブラ彷彿”なんでも金に変える”逸材を絶賛! | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】チアゴ・モッタ率いるボローニャは、ローマとの直接対決を制して4位に浮上する躍進を見せている。『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣の一員であるラツィオOBのダリオ・マルコリン氏が見解を示した。 【動画】モウリーニョとの”トリプレーテ”師弟対決はモッタに軍配!ボローニャ×ローマ|ハイライト
昨年9月にシニシャ・ミハイロヴィッチ氏の後任として指揮官に就任したチアゴ・モッタの下、大きな成長を見せているボローニャ。今シーズンは、直近のホーム試合で5連勝を飾るなど、目覚ましい成果をあげ、日本時間18日に行われたセリエA第16節では、指揮官の恩師であるジョゼ・モウリーニョ率いるローマをスタディオ・ダッラーラで2-0と撃破した。 この結果、合計28ポイントを獲得し、ローマと入れ替わりでUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場圏内の4位へと浮上したボローニャ。ローマがロメル・ルカクやパウロ・ディバラら主力を欠いていたとはいえ、モッタが試合前に「ファンは夢を見ても良いんだ」と語っていたように、すでに“夢を見るための材料”は揃っているのかもしれない。かつて中田英寿氏やDF冨安健洋もプレーしたボローニャへ『ダゾーン・イタリア』で解説者を務めるダリオ・マルコリン氏が賛辞を贈った。 「“夢の材料”は全て揃っていると言ってよいだろう。ボローニャは自らのプレーをするチームであり、今日の勝利はふさわしいものだった。多くのアイディアを持ち、オートメーション化されていて、守備面も良いし、運動量もある。またボール保持の場面において何をするべきかを理解している」 「ボローニャの縦への攻撃は非常に好きだ。実際、ゴールは全て縦への攻撃から生まれた。4位はふさわしい成績と言ってよいだろう。この順位は偶然ではない。完璧な機械仕掛けを作り出し、チームを完成させたモッタの偉大な功績と言える」 1964年に通算7度目のスクデットを獲得し、翌シーズンにUCLの前身であるチャンピオンズカップに出場して以降、欧州最高峰の舞台から遠ざかっているボローニャ。マルコリン氏は、モッタのチームが、今シーズンのセリエAをけん引する首位インテルと肩を並べる“最高のカルチョ”をプレーしていると主張した。 「チアゴ・モッタが試合前に話していたように、合宿初日からこのチームには熱狂があり、ポジティブな雰囲気が広がっていた。そんな中で選手たちは、まるで聖書のようにモッタの教えを守り、その熱狂はピッチでの結果へとつながった」 「モッタのチームは、信念によりメンタル面においてさらなる成長を遂げようとしている。こうしたチームは対戦相手として非常に手ごわい。おそらくボローニャは、今シーズンのセリエAで最高のカルチョを披露しているチームと言えるだろう。 “実行力”のインテルと“美”のボローニャとでも言おうか」
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