新しい職場で活躍するために初めの2ヵ月でやっておきたい6つのアクション
4. 上司からの期待を伺う
仕事を進める中で、ただ業務を遂行するだけではなく、最初の段階で「自分には、どんなことが求められているのか」を確認するのも欠かせません。 頑張ってやった結果、「物足りない」と思われないためにも、確認をしておいた方がいいでしょう。「XXのスキルを習得して欲しい」「後輩を指導してほしい」「チームに活気を与えてほしい」など、上司が思っていることがあるはず。自分への要望を理解することは、結果的に良い評価にもつながります。
5. 観察を怠らない
新しい職場では、周りの人々の行動や職場のルール、社風(職場の雰囲気)を観察し、それに適応することが求められます。 普段どのようにコミュニケーションが取られているか、決定がどのように下されているかを理解することは、効果的に働くために必要です。 「じっくり」と見る必要はありませんが、誰がどんな役割を担っているのか、休憩時間はどんな会話をしているのか、仕事の進め方はどのようにしているのか、など周りの動きに関心を持つことは、新しい職場でのスムーズな適応に役立つものです。
6. 相互尊重の精神を持つ
新しい職場では、多様なバックグラウンドを持つ人々と働くことになります。 相手の文化や価値観、意見を尊重する姿勢は、職場での信頼関係を築く基盤です。異なる意見やアプローチに対してオープンであることが、互いの成長につながり、創造的なアイデアが生まれやすい環境を作り出します。なので、まずは「100%肯定の姿勢」であることが求められます。 特に、大事なことは、相手がどんな考えを持っていようが、否定しない姿勢です。「絶対に残業したくない」「時短勤務でしか働けない」「モーレツに仕事をしたい」、さまざまな考えがあるもの。自分と考えが違っていても、否定的な意見を言わないことは、特に今の時代は重要になります。 良好な人間関係は、仕事の成果だけでなく、職場での満足度を大きく左右する要因の一つ。これらの行動を心がければ、充実した職場生活を送るための礎を築くことにつながり、自信を持って職務に臨むことができるでしょう。ぜひ、自分なりのテーマを決めてトライしてみてください。 伊庭正康の「最高効率ワークハック術」>> 伊庭 正康 株式会社らしさラボ 代表取締役 リクルートグループ入社。残業レスで営業とマネジャーの両部門で累計40回以上の表彰を受賞。その後、部長、社内ベンチャーの代表を歴任。2011年、株式会社らしさラボ設立。リーダー、営業力、時間管理等、年間200回以上の研修に登壇。リピート率は9割以上。現在は、オンラインを活用した研修も好評。近著に16万部を超える『できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ(PHP研究所)』『できる営業は、「これ」しかやらない(PHP研究所)』のほか、新刊の『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる(アスコム)』をはじめ、他多数の書籍がある。 ※無料メーリングニュース(全8回)※YouTube「研修トレーナー伊庭正康のスキルアップチャンネル」、音声メディアVoicy「1日5分 スキルアップラジオ」もスタート。※伊庭の研修をオンラインで学べるUdemyの講座も好評(Udemyベストセラー入り!)
伊庭正康