航海距離は6千キロ、32日間の漁業実習に出発 兵庫・香住高オーシャンコース11人「仲間と支え合い乗り切りたい」
香住高校海洋科学科オーシャンコースの2年生11人が1日、香住漁港東港(兵庫県香美町香住区境)で大型実習船「但州丸」に乗り込み、12月2日まで32日間のマグロはえ縄漁業実習に出発した。 【別カット】マグロはえ縄漁業実習に出発する生徒たち 高校生活で最長となる漁業実習で、航海距離は約6千キロ。博多港や鹿児島港を経て、紀伊半島の南約1500キロの漁場で約1週間、キハダマグロやビンチョウマグロ、メバチマグロなどを狙う。帰りは瀬戸内海の航路実習にも取り組む。 雨のため、船内で乗船式が開かれ、実習生代表が「胸の高鳴りと不安でいっぱい。しけや船酔いで弱音を吐くかもしれないが、くじけず、仲間と支え合って乗り切り、一回りも二回りも成長した姿を見せたい」とあいさつ。但州丸の宮本圭船長は「チームワークや協調性が一番大事」と訓示した。(長谷部崇)