カラバオカップ準決勝進出も守護神不在が一層心配に 2失点に絡んだGKフォースターをトッテナム指揮官は擁護 「私たちを大いに助けてくれた一人」
ヴィカーリオは右足首を骨折中
トッテナムはカラバオカップ準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、4-3の勝利を飾った。 [動画]合計7ゴールが生まれた撃ち合いを制したトッテナムがマンUを下し、カラバオカップ準決勝へ そんなこの試合で話題を呼んでいるのが、右足首の骨折で離脱中のGKグリエルモ・ヴィカーリオに代わってトッテナムのゴールマウスを任されているGKフレイザー・フォースター(36)だ。 トッテナム3点リードの中で迎えた63分と70分に単純なミスから立て続けにゴールを許したフォースター。致命的なミスを連発し、ユナイテッドに逆転されかねない状況になったために、同選手の安易なミスには批判が集中してしまった。 守護神であるヴィカーリオ不在がより心配になるパフォーマンスを見せてしまったが、トッテナムの指揮官アンジェ・ポステコグルーは試合後、同選手を擁護した。 「彼は(ミスする前は)我々のために素晴らしい活躍をしていたから、彼もがっかりしている。それまではあまりやることはなかった。前半でも彼は足元が本当に上手だったと思う。最初のミスは、おそらく彼の自信に少し影響しただろう。彼は少し自信を失い、2回目の失点でさらに自信を失った。しかし、彼は偉大な男であり、この時期に私たちを大いに助けてくれた一人だ。彼のことをどれだけ褒めても足りないくらいだ」(英『Evening Standard』より) 結果的に2本のミスが目立つ試合になってしまったが、61分にはジョシュア・ザークツィーのヘディングに対してビッグセーブも見せているフォースター。ヴィカーリオ顔負けのビッグセーブを見せてチームを救っている試合もあり、守護神不在の中でゴールマウスを守るベテランGKをポステコグルーは信頼しているようだ。 ヴィカーリオの復帰はまだ少し時間がかかる事が予想されており、しばらくはフォースターがトッテナムの砦となる。週末には首位リヴァプールとの試合が控えているが、この試合のミスを取り返すような活躍を期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部