世界のキャビアの6割は中国産 各国一流レストランで使用される
【CNS】現在、世界のキャビアの60パーセントは中国で生産されている。なかでも「四川潤兆漁業」で生産されるキャビアは世界シェアの12パーセント以上を占めている。 同社は四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)に本社を置き、雅安市(Ya’an)でキャビアを生産。2022年の年間生産量は50トンに達し、同省内で1位、国内で2位となっている。2024年には年間キャビア生産量が70トン以上になると予想されている。 同社会長の李軍(Li Jun)さんは「ここで採れたキャビアは米国、ドイツ、ベルギー、アラブ首長国連邦(UAE)など30以上の国と地域に輸出され、世界中の多くのミシュラン・レストランで使用されています」と話す。 同社は2006年に設立され、これまでに成都、雅安などに10以上の大規模繁殖基地と、欧州や米国への輸出資格を持つ近代的な加工センターを建設してきた。 「当社はチョウザメのキャビア加工技術とニジマス加工技術に関する2件の発明特許を含む、多数の特許を取得しています」と李会長は語る。 近年、野生のチョウザメ漁が禁止されたことにより、チョウザメの人工養殖産業が徐々に発展してきており、キャビアの価格は下落傾向だ。李軍会長は「今ではキャビアの小瓶が100元(約2066円)で買えるようになった。中国でキャビア産業が発展した今では価格は下がり続けており、より多くの人がこの食品を理解して消費できるようになった」と話している。(c)CNS-成都商報/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。