元お天気キャスターでテレ東に中途入社した嶺百花アナ 証券会社時代は「1日50社くらい、飛び込み営業をして」
今年10月にテレビ東京に中途入社した嶺百花アナ(24)が、17日放送のバラエティー番組「紙とさまぁ~ず」(火曜・深夜2時35分)でアシスタントとして本格デビューする。このほど、入社後初のインタビューに応じ、「周りをしっかり見渡せるアナウンサーになりたい」と抱負を語った。(坂口 愛澄) 【写真】お天気キャスター・嶺百花、初写真集に手応え「120点」 異色の経歴を持つ嶺アナが、念願だったアナウンサーとして本格的に始動する。青学大在学中の2021年10月からフリーアナとしてTBS系の情報番組「THE TIME,」のお天気キャスターを担当。「美人すぎるお天気キャスター」として注目されたが、人気が出たことで目標だったキー局アナウンサーの就職活動との両立が難しくなり、諦めざるを得なくなった。 その後、「新しく学べる機会が欲しい」と考え、通常の就職活動で大手証券会社に入社し、1年半勤務。その間も「アナウンサーになるのが小学生からの夢で、やっぱり挑戦したいと思って」中途採用の試験を受け、テレ東のアナウンサーの座を勝ち取った。 証券会社での仕事は、アナウンサーとなってからも生きている。当時は営業職で「1日50社くらい、飛び込み営業をして、先方が会ってくれないこともたくさんあって(笑)」。苦労の連続だったが「ガッツは身につきました!」と声を弾ませ「証券会社に勤務していた時から午前4時から新聞各紙の読み合わせをしていたので、今も経済に触れるのが日常になっている。経済に関わることを一番に頑張っていきたいです」。担当したい番組には、人気経済番組「News モーニングサテライト」(月~金曜・前5時45分)を真っ先に挙げた。 学生時代には、体育会のゴルフ部に所属。中学、高校ではチアリーダーに打ち込んでいたのでゴルフは未経験だったが、「大学から始めても本格的にできるスポーツの中でゴルフに決めました」という。ただ「すごく下手で、最初はスコアが300で」。ゴルフ部には「1年以内にスコア100を切らなければ退部」というルールがあったため、猛特訓。「自宅の廊下にパターマットを敷き、通る度に振ったり…。毎日必死で400球打ち、ベストスコアは何とか93になりました。当時の自分を褒めたいですね」 その経験を生かし、最近はプロゴルファーへ取材に行く機会も増えた。「自分なりに選手のYouTubeチャンネルやインスタグラムをチェックしたり、アナウンサーの先輩に助けてもらいながら取材をさせてもらっています。取材した選手から先輩を通じて『嶺さんがとてもいろいろと調べてくれていて、ありがたかった』と言っていただいた時は、とてもうれしかったです」と、少しずつ成果は出ているようだ。 「紙と―」では、お笑いコンビ・さまぁ~ずと初共演し「緊張しました。思ったように伝えられないこともあって、難しさを感じましたし、勉強になりました」。お天気キャスター時代から「発声方法など、一人で研究してやっていた」と苦労していたが、現在は「声を太くするため「腹筋に取り組んでいます」という。 ◆嶺 百花(みね・ももか) ▼生まれと経歴 2000年7月4日、東京都生まれ。24歳。青学大国際政治経済学部卒 ▼学生時代 2021年に「ミス日本」の「水の天使」に輝く。同年、オーディションを受け、TBS系の情報番組「THE TIME,」のお天気キャスターに抜てき ▼趣味 ギョーザ店巡り、ゴルフ ▼チャームポイント 意思の強さが表れている眉 ▼モットー 即今只今(そっこんただいま=今、この瞬間をしっかりと生きること)
報知新聞社