Snow Man、「One」で描く“9人で叶える夢” 『ブルーロック』とも通じ合う胸の内に秘める熱い闘志
10月14日、TVアニメ『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』(テレビ朝日系)のエンディングテーマ「One」を配信リリースした。それに伴い、Snow Man公式YouTubeチャンネルではMVも公開。すでに1000万再生(10月20日現在)を突破しており、多くの人に視聴されている。 【写真】『それスノ』ダンス企画も好評なSnow Man 同曲は、強いメッセージ性が込められたミディアムバラード。美しく、どこか壮大な世界観が心に染み入る楽曲だ。歌詞を見てみると、胸の内に熱い闘志を秘めつつ、進み続けることの尊さが最小限の言葉で書かれており、ストレートにメッセージを受け取ることができるようになっている。そのメッセージは、主題歌となっている『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』のことを歌っていることはもちろんなのだが、Snow Man自体のことも表しているように感じられるのだ。歌詞についても『ブルーロック VS, U-20 JAPAN』の世界観とマッチしながらも、Snow Manに通ずるところがある。例えば、サビの歌詞である〈たった一つ One dream/それだけを胸に One day/ただ見据えている One place〉という部分は9人がグループを大きくするためにひたむきに活動してきたSnow Manが歌うからこそ生まれる説得力があると思う。 その証拠にMVでは、「0」=輪・ゼロを角度を変えて見ることで「1」=Oneになり、その「1」が9つ重なることで虹になるという演出がされている。メンバーが集まることで「1」つのグループになるだけではなく、「0」がSnow Manと同じ9つ集まることで大きな虹にもなっているというわけだ。
Snow Man「One」、Mステでの初パフォーマンス
「One」は、10月18日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でテレビ初パフォーマンスとなった。番組の公式X(旧Twitter)にてメンバーの宮舘涼太は「仲間を思い闘志を燃やしながら高みを目指し進んでいく様子、繋がりを描いた楽曲です」と紹介。深澤辰哉も「それぞれの歌声そして表情、歌詞に注目してください。想いが乗った曲になっています」と注目ポイントを話していた。 『ミュージックステーション』のパフォーマンスでは、ダンスはなしで歌に集中するような構成になっていた。サビでは目黒蓮と向井康二が肩を組んだり、佐久間大介と阿部亮平が顔を見合わせたりと、9人で夢を叶えるためにともに歩いていくことを示すような空気感が生まれていた。 そんな「One」は、10月30日リリースの4thアルバム『RAYS』にも収録される。そのリード曲である「EMPIRE」のMVと比べてみると、その対比もまた美しい。「EMPIRE」のMVはスペインで撮影されており、街並みや建造物、植物、広大な土地といった風景から、西洋の美を感じることができる。ガラリと雰囲気が変わる作品を1つのアルバムで楽しめるのも面白い。そして、まったく異なるコンセプトでもしっかり世界観を醸成することができるSnow Manのスキルにも脱帽だ。 待望の4thアルバムのリリース日まで、あと9日。それまで「One」のMVを見て、期待を高めていきたい。
高橋梓