連勝途切れたブレイブルーパス、自信と勢いは失わず、さらに上へ。ダイナボアーズは進化を勝利に結びつけたい
開幕からの連勝は、前節の埼玉パナソニックワイルドナイツ戦に24-36と敗れて「8」で途切れた。 3月17日、14時30分に秩父宮ラグビー場でキックオフとなる三菱重工相模原ダイナボアーズとの一戦(交流戦)は、東芝ブレイブルーパス東京にとって真価を問われる80分となる。
今季が設立から3季目となるリーグワンのディビジョン1で、ブレイブルーパスはこれまでトップ4でシーズンを終えたことがない。 ワイルドナイツに敗れたとはいえ現在2位。ダイナボアーズとの戦いに勝てば、チームはふたたび勢いを得る。頂点を目指すために必要な4強入りへ向けて走り出せる。
ワイルドナイツ戦の立ち上がり、SOリッチー・モウンガの快走によるトライで先制したブレイブルーパス。しかし、試合巧者の相手に翻弄される時間も長く、逆転負けを喫した。
勝者に「フィジカリティーの強さを感じた」と言わせるパフォーマンスを見せることができたものの悔しい結果に終わった。 LOワーナー・ディアンズをはじめとしたFWは、激しく、何度もボールキャリーをおこない、チームを前に出した。
しかし、青いジャージーの壁は崩れない。粘りの防御の前に、最終的にはミスからボールを失ってしまう。 ワーナーは攻撃的にプレーしたチームの姿勢に手応えを感じながらも好機でのミスを反省した。
先制トライを奪いながらもチームを勝利に導くことができなかった司令塔のモウンガは、「(現時点で)リーグで一番のチームへのチャレンジは、自分たちをテストするのに最適な試合だった。学びがたくさんあった」と話し、相手について「勝ち方を知っている」と評した。
ただ百戦錬磨の10番は、後半10分に10-29と離されたところから差を詰め、残り数分の時間帯まで24-29と勝利の可能性を残したことは次につながると前を向く。
ダイナボアーズ戦に向け、「下を向くことなく、エネルギーを持ち続けることが大事。ワイルドナイツには負けてしまいましたが、まだまだやれるし、あれだけやれた手応えを忘れないようにしないと」と話した。