「思い出すことない」浜松の酒気帯び逆走死亡事故 容疑者立ち会い見分 国道1号浜名バイパス
浜松市中央区の国道1号浜名バイパス(BP)で酒気帯び運転の逆走車が乗用車と正面衝突し、乗用車を運転していた男性(23)が死亡した事故で、浜松西署などは30日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反の疑いで逮捕・送検した容疑者(24)=同区宮竹町=を立ち会わせ、現場付近で実況見分を行った。 関係者によると、午前11時半ごろから、約1時間にわたって同BP下りの篠原―坪井インターチェンジ(IC)間を通行止めにし、警察車両から容疑者を降ろして、正面衝突したとみられる追い越し車線上の痕跡などを元に捜査員が詳しく話を聴いた。容疑者は捜査員の聴取などに対し、具体的な事故状況について「思い出すことはない」などと答えたという。 事故は17日午前6時半ごろに発生。同署などは逆走に至った経緯などを調べるとともに、自動車運転処罰法違反の危険運転致死容疑での立件も視野に捜査を進めている。
静岡新聞社