氾濫した比地川の浚渫始まる 今井絵理子復興相政務官が被災地視察
沖縄テレビ
記録的な大雨で氾濫し住宅の浸水被害が出た国頭村の比地川で、20日川底の土砂を取り除く浚渫作業が始まりました。 譜久村司記者「大雨の被害から1週間以上が経過した比地川です、川の底にたまった土砂をショベルカーを使ってすくい上げる浚渫作業が始まっています。」 国頭村の比地川は11月の記録的な大雨で2度氾濫し、多くの住宅が浸水被害を受けました。国頭村は川底の土砂を取り除く浚渫を実施するよう10月までに3度県に要請していて浚渫が行われていれば川は氾濫しなかったのではないかという声が上がっていました。 宮城明正国頭村副村長「県がしっかりとやってくれるという事については、住民の皆さんも安心感があるのかなと感じる。適切な河川の管理を含めて安心した暮らしが提供できる形に向けて継続した取り組みを期待している。」 浚渫作業の完了には2週間ほどかかると見られています。 午後には今井絵理子復興大臣政務官が被害状況を視察し、県や自治体の対応について説明を受けました。 今井絵理子復興大臣政務官「スピーディーに情報をあげて、情報共有や連絡の体制をきちんと構築できるよう内閣府としてもしっかり対応して参りたい。」 ところで今回県の対応の遅れが原因で本島北部の大雨被害に災害救助法の適用が難しくなっていることを踏まえ、坂井防災担当大臣は今後災害や台風の被害が想定される自治体に対し注意の呼びかけを強化する考えを示しました。 坂井防災担当相「今回の事例も教訓としまして、都道府県が躊躇なく災害救助法をてきようできるよう丁寧に助言してまいりたい。」 本島北部に災害救助法が適用されない場合も県は同等の支援を講じることにしています。
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