【速報】「今回の事件を一生忘れることはない」 店の金を盗んだとして兵庫県警に誤認逮捕されたコンビニ従業員だった女性が県や国などに賠償を求め提訴
去年、コンビニエンスストアの金を盗んだとしてパート従業員の女性が兵庫県警に逮捕されるも、後に窃盗被害の事実自体がなく、誤認逮捕だったことがわかった事件で、女性が17日、兵庫県と国、コンビニ運営会社に対し約330万円の賠償を求める訴えを起こしました。 提訴したのは、兵庫県尼崎市に住む60代の女性です。 去年11月、尼崎市内のコンビニエンスストアの店長から「店の金を盗んだ従業員と話しているが、防犯カメラに映っているのに犯行を認めない」と尼崎南警察署に通報がありました。店に駆けつけた捜査員らは防犯カメラ映像などを確認した上で、店のパート従業員である女性を逮捕しました。 しかしその後、警察に申告していた被害金額がコンビニの本部に売上金として送金されていたことがわかり、窃盗被害の事実がないことが判明し、女性を釈放していました。 女性は逮捕から釈放されるまで約14時間にわたり拘束されていて、逮捕直後の警察の調べに対し「私はお金を取っていません」と容疑を否認していました。 当時兵庫県警は誤認逮捕に至った理由について「店側の説明を真に受けてしまった。裏付け捜査が不十分だった」と説明していました。 女性は「今回の事件を一生忘れることはない」と話し、県やコンビニの運営会社などに対し、約330万円の賠償を求めました。