セニョールバスカドール（撮影・木南友輔）

　サウジC覇者でドバイワールドC3着だった米国のセニョールバスカドール（牡6、T・フィンチャー）は、7月27日のG2サンディエゴハンデキャップ（ダート1700メートル、デルマー）で復帰を予定している。13日、ブラッドホース電子版が伝えている。 　管理するフィンチャー師は「サンディエゴハンデキャップを走らせたいが、少し急かもしれないので、状況を見ながらやっていきたい」と話し、「ゴール（最大目標）はBCクラシック。それまでに2、3戦走らせることができれば素晴らしいですね。サンディエゴで走らせることができれば、3戦になると思います」と秋の大一番へ向けた意欲を示した。 　同馬は昨年のサンディエゴハンデキャップを勝っており、もし出走すれば連覇がかかる。昨秋のBCクラシックでは7着に敗れたが、今年に入って本格化。ペガサスワールドC2着から挑んだサウジCはゴール前で鮮やかにウシュバテソーロを差し切ってG1初制覇を果たした。ドバイワールドCは3着に敗れているが、BCクラシック制覇を目指す日本馬にとって、強敵となるのは間違いない。