WRC、全14戦の2025年カレンダーを発表。4ラウンドが変更、ラリージャパンは11月6~9日に
8月1日、WRC世界ラリー選手権は2025年シーズンのカレンダーを発表した。2025年は年間14戦で争われ、4年連続開催となるラリージャパンは11月6日から9日にかけて第13戦として行われる。さらに新しい開催地として、スペインのカナリア諸島、パラグアイ、サウジアラビアが加わることとなった。 【写真】2023年ラリージャパンで行われた豊田スタジアムのスーパーSSの様子 1月23日にモナコにて、伝統の『ラリー・モンテカルロ』で華やかにスタートする2025年シーズンは、2024年と同じく2月の『ラリー・スウェーデン』、3月の『サファリ・ラリー・ケニア』を戦い、4月末にはスペインのカナリア諸島でWRC初開催ラウンドとなる『ラリー・イスラス・カナリアス』に臨む。 その後は5月の『ラリー・ポルトガル』、6月頭の『ラリー・イタリア・サルディニア』へ移る。そして同月末には、2024年は9月開催が予定されている『アクロポリス・ラリー・ギリシャ』が、伝統的な6月の日程に戻って行われることになった。 続いて7月中旬に行われる第8戦はエストニアで行われ、2024年はカレンダーから外れていた一戦がシリーズに復帰する。 そして、北欧最大のラリーイベントである『ラリー・フィンランド』を8月頭に実施し、同月末にはWRC初開催のパラグアイへと移動。 その後終盤を迎えるシーズンは、2024年と同様に9月の『ラリー・チリ・ビオビオ』、10月の『セントラル・ヨーロピアン・ラリー』を実施し、11月6日(木)から9日(日)には4年連続開催となる『ラリージャパン』が行われる。 そして最終戦となる第14ラウンドは、11月27日から30日にWRC初開催となる『ラリー・サウジアラビア』が行われ、2025年シーズンはフィナーレを迎える。 WRCのプロモーター・マネージング・ディレクターであるヨナ・シーベルは2025年のカレンダーについて、「これは、伝統的なラリーと3つのエキサイティングな新しいチャレンジを完璧に融合させた非常にエキサイティングなカレンダーです」とコメントしている。 「そのうち2つはヨーロッパ外で開催され、私たちのチャンピオンシップの世界的な魅力をふたたび際立たせています」 「フランス・アルプスの氷、スウェーデンの膝まで積もった雪、ケニアとサルディニアの目もくらむような砂埃、フィンランドとエストニアの高速グラベル(未舗装路)、そして最後にサウジアラビアの砂漠と、2025年にWRCが提供する多様性は他に類を見ないでしょう」 さらに、FIAのモハメド・ビン・スライエム会長「2025年のWRCシーズンのイベントカレンダーがこのように充実しているのは素晴らしいことです」とコメント。 「ファンに愛されてきた古典的な場所に加えて、スペイン、パラグアイ、サウジアラビアでの新しいラリーの導入は、さらに興奮をもたらし、競技者とラリーファンの世界的な多様性を反映しています」 ■WRC世界ラリー選手権 2025年シーズンカレンダー(8月1日付) Round/Date/Event Rd.1/1月23~26日/ラリー・モンテカルロ Rd.2/2月13~16日/ラリー・スウェーデン Rd.3/3月20~23日/サファリ・ラリー・ケニア Rd.4/4月24~27日/ラリー・イスラス・カナリアス Rd.5/5月15~18日/ラリー・ポルトガル Rd.6/6月5~8日/ラリー・イタリア・サルディニア Rd.7/6月26~39日/アクロポリス・ラリー・ギリシャ Rd.8/7月17~20日/ラリー・エストニア Rd.9/7月31日~8月3日/ラリー・フィンランド Rd.10/8月28~31日/ラリー・パラグアイ Rd.11/9月11~14日/ラリー・チリ・ビオビオ Rd.12/10月16日~19日/セントラル・ヨーロピアン・ラリー Rd.13/11月6~9日/ラリージャパン Rd.14/11月27~30日/ラリー・サウジアラビア [オートスポーツweb 2024年08月01日]