『ヒロアカ』プロヒーローたちを実写化するなら? “日本人キャスト縛り”で妄想してみた
“現実離れの肉体”はどう再現? 三吉彩花&山田孝之らも候補に
●Mt.レディ Mt.レディは、「巨大化」の個性によって巨人になることができるプロヒーロー。女子プロレスラーのようなコスチュームを身に付け、ダイナミックな肉弾戦を行うスタイルなので、その実写キャストにはアクション適性が求められるだろう。 そこで推したいのが三吉彩花。2023年11月にAmazon Original映画として配信された『ナックルガール』では、屈強な男たちと生身で戦う主人公・橘蘭役を演じていたが、その体当たりな演技はMt.レディもさながらの迫力だった。 ●エッジショット また、エッジショットは自分の肉体を薄く細く引き延ばす個性「紙肢」の使い手で、忍者のような見た目が特徴的。そのカッコよさを再現できる役者は中々いないだろうが、志尊淳はどうだろうか。ドラマ『フェルマーの料理』(TBS系)の主人公・朝倉海やNetflixドラマ『幽☆遊☆白書』の蔵馬など、圧倒的なオーラのイケメンキャラクターを演じてきた志尊なら、再現度の高い実写化を期待できそうだ。 ●ミッドナイト 雄英高校の教師も務めていたミッドナイトは、ムチを手にしたサディスティックな見た目をしたヒーローで、セクシーすぎるコスチュームで多くの読者を惑わせてきた。その配役としては、令和のグラビアクイーン・沢口愛華が思い浮かぶ。8月放送開始の『サバエとヤッたら終わる』(TOKYO MX)でTVドラマ初主演を務めるなど、女優として目覚ましい活躍を見せているので、ミッドナイトはハマリ役になるはずだ。 ●プレゼント・マイク 同じく雄英高校の教師を務めているプレゼント・マイクは、ラジオDJでもあり、ハイテンションなトークを繰り広げる三枚目。ロックンローラーのようなワイルドな風貌ということを考えると、山田孝之がふさわしいような気がする。コミカルな演技も得意としているので、キャラクター的にも合うだろう。 ●オールマイト そのほか“平和の象徴”であるオールマイトについては、以前書いた1年A組の実写キャスト妄想記事でも触れた通り、鈴木亮平が適役だと思われる。さらに付け加えて言えば、最新のCG技術を用いることで、オールマイトの姿をより完璧に再現できそうだ。 というのもオールマイトは人前に出るとき“マッスルフォーム”として、人間離れしたムキムキの肉体を誇示している。これを再現するのは容易ではないが、ドラマ『幽☆遊☆白書』では戸愚呂弟役の綾野剛が、CGによって化け物級のマッチョボディを手に入れていた。つまり現在の技術水準なら、オールマイトの肉体を再現することが十分可能なのだ。 『ONE PIECE』や『シティーハンター』など、ファンタジー要素のあるマンガが最近次々と実写化に成功しているのは、こうした映像技術の発達も関係しているだろう。『僕のヒーローアカデミア』についてはハリウッドですでに実写化が進行しているが、その仕上がりを観る日が楽しみだ。
キットゥン希美